こんばんは(*^^*)
素人DIYerで うつ病主婦の なつみかん です😊✨
PCデスクを作りたくて、ネットでDIY事例を調べまくってる私。
形は決まってきたものの、未だに決まってないのが《塗料》。
本当は、大人気の『ブライワックス』を使ってみたかったのですが、
調べていくと、どうも私の希望には合わないみたいで⤵️⤵️
というのも、私がPCデスクの塗料に求めるのは、以下の4点。
- ヴィンテージな風合いになる
- 施工が簡単
- 耐水性がある
- 少々の熱に耐えられる
このうち、「1」と「2」に関しては申し分ないのですが、「3」と「4」に問題があるようなんです(´;ω;`)
1.ブライワックスは水に弱い?天板塗装の失敗談
ブライワックスの失敗談
ネットでは、ブライワックスを使ったお洒落なDIY事例がたくさん紹介されています。
デスクやダイニングテーブル、カフェトレイなどの事例も紹介されてますし、
それらの事例を、DIYに詳しそうな(販売店やリフォーム会社など)方が紹介しているケースもあります。
なので、てっきりデスクの天板塗装にも向くものだと思ってたのですが…
実は、一方で、『天板塗装に使用して失敗した』という事例も、数多く紹介されているんです。
主な内容は以下。
- 熱々のマグカップを置いたら変色した
- 濡れたコップで輪じみだらけになった
- 水拭きしたらフキンに色がついた
- 置いてたモノに色が着いた
- ベタベタする
その為、結局塗装を剥がして別の塗料で塗り直す…という作業をするはめになった…というもの。
でも実は…、これ、ブライワックスの商品説明にも、きちんと記載されているんです。
商品説明にも記載あり。ブライワックスはテーブル、デスクの天板塗装に向きません
以下は、BRIWAXの日本正規総代理店、GALLUP(株式会社リムジンインタナショナル)が公開している注意書きを抜粋したものです。
ブライワックスの塗り方 (オリジナル・ワックス/トルエン・フリー)
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本製品は水や熱に強くありません。頻繁に水拭きをされる場所や、高温になる場所へのご使用はおすすめできません。
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蜜蝋(ミツロウ)を主成分にしているため、乾燥後も表面は完全に硬化しません。テーブルや椅子に塗装した場合、洋服が擦れると色移りが起こることがあります。
楽天の他のショップでも、↓のような説明がなされてます。
「水や熱に強くありません」って、はっきり書いてありますね( ´∀`)
「頻繁に水拭きされる場所や、高温になる場所」…つまりテーブルには向かないと明記されてます。
「高温」が具体的に何度を指すのかは解りませんが、熱を放出するPCを置くにも適していないかも…💦
さらに、「洋服が擦れると色移りが起こることがある」のなら、その上で作業をするにも向かないかもですね💦
ブライワックスは、その色合いや塗りやすさは大変魅力的で、いつか使ってみたい塗料ですが、棚や小物など、適した用途で使うのが良さそうです(*^^*)
2.オールドウッドワックスは?試してみました
ブライワックスと同じく、塗るだけで簡単にヴィンテージ風の仕上がりになるワックスには、他に『オールドウッドワックス』や『ヴィンテージワックス』があります。
調べてみると、この2つはブライワックスよりも色移りの心配が少ないとのこと。
ただ、耐水性等の保護力についてはよくわかりませんでした。
『オールドウッドワックス』は茶系だけでなく、白やグレー系のカラーバリエーションが豊富で、臭いが少なくて伸びがよいことで人気のワックス。
ちょうど、以前購入したものが残っていたので、実験してみることにしました✨
オールドウッドワックスの耐水性実験
下記a~dのように塗装した板に、水としょう油を垂らして輪じみをチェックします。
使用したのは、100均(セリア/キャンドゥ)の、15cm×45cmの板。
材質は桐(広葉樹)です。
- a.オールドウッドワックスを刷り込み、ワックスがついてこなくなるまでウエスでしっかり拭きあげたもの。《塗布後1週間経過》
- b.オールドウッドワックスを刷り込み、軽く拭きあげたもの。《塗布後1週間経過》
- c.ワトコオイルを二回塗り(ウエット研磨)したもの。《塗布後3日経過》
- d.ワトコオイルを二回塗りした後、クリアペーストグレーズ(油性ニス)を二回塗りしたもの。《塗布後2日経過》
a~dの板に水としょう油をたらし、①~③までの時間を置いて拭き取りました。
①直後 ②10分後 ③1時間後
【実験結果】
オールドウッドワックスを塗布した板(a、b)は、直後に拭き取っても輪じみが出来ました。
濡れた箇所は、乾いてから触るとザラザラと毛羽立った触感になっていました。
しょう油のシミは、一時間後に拭き取ったものだけについていましたが、一晩経つと目立たなくなりました。
ワトコオイルのみを塗布した板は、直後と10分後に拭き取ったものには輪じみが出来ず、一時間後に拭き取ったものには若干のシミが出来ていました。
手触りに変化はありません。
しょう油のシミは、①~③いずれもついていませんでした。
ワトコオイル+油性ニスの板は、いずれも色、触感ともに変化なしでした。
以上から、オールドウッドワックスはワトコオイルと比べても水に弱いことが解りました。
ちなみに、SPF材(針葉樹)だと輪じみはあまり目立たず、乾燥後もザラザラした感じはありませんが、角度を変えるとやはり輪じみや色落ちがあることが解ります。
拭きあげ&乾燥はしっかりと
ブライワックスもオールドウッドワックスも、《ウエスで刷り込んで10分程度乾燥させた後、タワシやブラシ等で磨き、綺麗なウエスでしっかりと拭きあげる》というのが正しいやり方と言われています。
磨くことで艶を出し、拭きあげることで色落ちを軽減することが出来るそうです。
拭きあげは、《ウエスにワックスがついてこなくなるまで》行います。
この拭き上げが甘いと、水に濡れた時の輪じみにも影響が出ます。
今回の実験でも、しっかりと拭きあげたものと、軽く(といっても艶が出るまでそれなりに力を入れてゴシゴシ磨きました)拭きあげたものでは、しっかり拭きあげたものの方が輪じみが明らかに薄い結果になりました。
また、オールドウッドワックスは《完全硬化まで1週間》です。
軽く拭きあげて一晩乾燥させたくらいで水をつけると↓こうなります。
これは、ワトコオイルでも同様です。
《上:オールドウッドワックス、下:ワトコオイル》
↓
乾燥は、各塗料の注意書に従ってしっかりと行ないましょう✨
ワックスは意外と重労働…それでも魅力的
ワックスの拭きあげ作業は、やってみると意外と重労働です。
拭いても拭いても、《ウエスにワックスがついてこなくなる》ようにはなかなかならないし、力は要るし…💦
実験の為、15cm×45cmの小さな板に塗装しただけで、汗だく&筋肉痛になりました。
ただ…作業自体はかなり楽しいです‼️
タワシで磨くと、驚くほど艶が出てきます‼️
そして、手触りはすべすべ✨
1回塗りでOKで、かつ途中の乾燥時間も10分程度とかなり短いので、塗装作業がすぐ完了します。これはとても魅力的です✨
仕上がりがよく、ムラにならず、道具も少なく。作業時間が短くすぐに成果が出る。
これは確かに《DIY初心者にオススメ》です。棚や小物のDIYにすごく良い✨
これで耐水性がもう少しあれば…デスク天板に使えれば……申し分ないんですが💦
3.水に強いワックスもある
木部用ワックスといえば、上に挙げたような『ブライワックス』『オールドウッドワックス』『ヴィンテージワックス》が有名どころ。
着色と保護が同時にでき、木の風合いを生かしつつ《古材風の仕上がり》にすることができるワックスです。
これらのワックスは、ステイン(着色剤)よりは保護効果はあるものの、ウレタンニスのような保護力はなく、基本的に水に弱い性質をもちます。
ただ、ワックスの中には、撥水性が高く《水に強い》ものもあります。
有名どころでは『オスモカラー ウッドワックス』や『未晒し蜜ロウワックス』。
2つとも、幼児用玩具や食器にも使えるほど安全性が高いことも魅力です。
木の質感を生かしつつ、高い保護力をもつ為ダイニングテーブルやデスクの天板塗装にもよく選ばれ、喜ばれている塗料です(*^^*)
ただし、『オスモカラー ウッドワックス』は塗って拭き取るタイプの塗料ではなく、液状で薄く塗り伸ばすタイプ。
刷毛跡が残りやすく、初期費用も高めで、あまり初心者向きとは言えません。
『未晒し蜜ロウワックス』は、初期費用も安く、スポンジ等で塗り伸ばして拭き取るだけなので、初心者向き。
ブライワックスでのダイニングテーブル塗装失敗後、再塗装の塗料に選ばれることが多いようです(*^^*)
ただし、着色剤は入っていませんので、色を着けたければ別途下塗りをする必要があります。
ただ…こちらは無塗装の木材に塗ることを前提としているようで、HP『よくいただくご質問』には以下のような記載があります。
Q4.柿渋やオイルステインを塗ったあとに、未晒し蜜ロウワックスを塗りたいのですが、大丈夫でしょうか?またそのような事例がありましたら教えてください。
柿渋やオイルステインを塗ったばかりの場合はお使いにならないでください。色付けした色を溶かしてしまいます。
柿渋やオイルステインが乾ききってから2週間くらいしてから、未晒し蜜ロウワックスを塗ってください。
理論上はステイン(水性/油性)やオイルの下塗りは出来ると思いますが…何とも言えません💦
こちらについては、別途実験してみようと思ってます(*^^*)
また、『未晒し蜜ロウワックス』は、レビュー記事を見ると「熱に強い」と言われることが多いのですが、『よくいただくご質問』には以下のような記載が。
Q4.木の箸や木のスプーンに塗っても大丈夫?
無塗装or自然塗料仕上げなら塗れます。 但し、蜜ロウの塗膜は60℃以上になると溶けてきますので、食洗器などで洗う場合は向いていません。 また箸やスプーンの先端は塗膜が剥がれやすいので頻繁にメンテナンスしてください。
熱を持ちやすいPCを置いても大丈夫か、ちょっと不安…なので、こちらについても後日検証してみます(*^^*)
4.引き続き、PCデスクに向く塗料を探します
ブライワックス等のワックスは、古材風の着色ができ、拭き取りに力は要るものの、塗装自体はとても簡単で、塗装作業完了までの時間が短いことが魅力です。
ただし、水に弱く輪じみが出来やすいという難点が…
油性ニスが上塗りできれば、ワックスの色合いを生かせるのですが…
ブライワックスの注意書にもある通り、ワックスは基本的にニスの上塗りは出来ないとは思いますが、
ペンキ、オイル、ニスなどで既に塗装されている表面や木目がプリントされた合板には塗装できません。また仕上げ塗料ですのでワックスの上から他の塗料を塗ることはできません。
諦めきれないので、後日実験してみたいと思います(*^^*)
【追記】実験しました✨
『未晒し蜜ロウワックス』は施工も簡単で費用も安く済みますが、着色や耐熱性について疑問が残ります。
こちらについても、後日実験します(*^^*)
正直、もうワトコオイル+クリアペーストグレーズ(油性ニス)でよいのでは…という気もするのですが、ゆくゆくは子ども達用のデスクも塗装し直したくて。
この機会に、安全性の高さが明記されていて、かつ耐水性のある塗料について調べてみようと思っています。
(ワトコオイルとクリアペーストグレーズは、食器に使えるほどの安全性については明記されていません)
時間とお金が許す限り、色んな塗料を試してみようかと。
これからも、デスク用の塗料探しの旅を続けます‼️
私のようなDIY初心者を助けてくれる
なるべく安くて、簡単で、仕上がりのよい塗料を求めて✨
ではでは✨
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました(*´∇`*)
楽天ROOMにおすすめ塗料などまとめてます✨
よかったら遊びに来てください✨(*´ω`*)