コツコツDIY ~DIY初心者が挑戦する、賃貸マンション改造計画~

狭い賃貸マンションを、スローペースでコツコツ改造中。初心者&車無しでもできるDIY事例や、調べたこと、使ったもの、失敗談など。2019年6月にうつ病発症。病気と子ども達の事を書くこともあります。

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【リボス塗料】タヤエクステリア/カルデットに上塗りは必要?メルドスハードオイルとクノスで実験✨~ホワイト編~【リボス自然健康塗料】

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こんにちは(*^^*)

素人DIYer歴8年、 なつみかん です(*´ω`*)

 

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前回、前々回と、《リボス自然健康塗料》の《タヤエクステリア》と《カルデット》についてご紹介してきました。

 

どちらも、2回塗りで高い防水性を発揮してくれて、施工が簡単🎵食品に触れるものに使えるほど安全性が高い🎵ということでおすすめの塗料です(*^^*)

www.natsumikandiy.com

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で、この『タヤエクステリア』と『カルデット』。

詳しく調べていると、《上塗り》についての記述を目にするんですよね。

 

標準の塗り方としても、下のように説明されています。

”カルデットの2回塗り、またはメルドス・アルドボス・クノスなどで仕上げます。”

特に、「防水性の向上」にはクノスを塗るとよい、という記述を多く見かけます。 

 

タヤエクステリアの商品説明にも、こんな記載があります。

●特徴

外部木質壁・外部デッキ・バルコニー・階段部など。耐候性抜群。
(注)デッキなど土足歩行領域には、メルドスを上塗りすると良い。

https://item.rakuten.co.jp/ohhashi/c001-0022/

 

このような記述をみると、

『クノスやメルドスなどを併用すれば、機能性が向上するのかな?』とか、

『カルデットやタヤエクステリアを2回塗りするより、クノスやメルドスを上塗りしたほうがよいのかな?』

といった疑問が湧いてきます。

 

また、タヤエクステリアの2回塗りだと色が濃すぎる…という場合はカルデットの同色やカルデットの≪クリア≫を混ぜるとよいのですが…

カルデット≪クリア≫よりも、クノスやメルドスの上塗りのほうが良いのか…

 

 何を買えばよいのか、迷ってしまいますね💦

 

 

そこで今回は、≪クノス≫、≪メルドス≫について調べ、色の変化や防水性について実験してみたいと思います

 

 

クノス、メルドスとは?

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 メルドス(メルドスハードオイル)とは

 

メルドスハードオイルは、リボス社の自然オイル商品の中でも、もっとも浸透性の高い天然樹脂オイルです。

木材に浸透しその表面を硬くする効果がある為、木質が柔らかい針葉樹防汚・キズ対策に最適とされています。この機能から、ウッドデッキの土足歩行部分にはタヤエクステリアの上からメルドスを上塗りするのが勧められているんですね(*^-^*)

※メルドスは針葉樹と吸い込みの良い広葉樹向けで、広葉樹にはアルドボスがよいとされています。

   

またメルドスの撥水性・耐水性は抜群に高く、台所・脱衣所・洗面所・トイレなどの水周りの床・フローリングなどにも安心して使えるそうです。

 

さらに、汗・唾液に対して安全性についてもドイツ規格(DINEN71part3)に合格しているため、幼児用製品、テーブルや食品に触れるものにも安心して使用できるとのこと。

※リボス塗料はすべて食品基準で作られており、この安全性の記述は当ブログでご紹介したカルデット、タヤエクステリア、メルドス、クノスすべてに共通しています。

 

塗装方法は、カルデットやタヤエクステリアと同様、

塗って拭き取るだけ✨

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※2回目をクノスにすると防水性が向上するとのこと。

 ただし、クノスの上からメルドスを塗ることは推奨されていません。

 

 仕上がりは、落ち着いたつや消し仕上げ。クリアですが、オイル特有のやや黄味の強いクリアです。

 

 

簡単で、安全で、耐水性抜群でキズ防止もできる。

説明書きをみると、クリア仕上げなら万能な感じがしますね✨

 

   

クノスとは

 

クノスは、リボス塗料の中でも特に高い防水機能を持つ浸透性自然オイルと謳われています。

表面層にごく薄い膜をはることで、高い撥水性と耐久性を発揮します。

しかも、膜をはりながらも通気性を保ち、木の呼吸を止めたりする事はないとのこと。

 

塗り重ねが可能で、塗り重ねると艶を増し、2~3回塗布後、表面に撥水コートを形成します。

 

塗装方法は、カルデットやタヤエクステリアと同様、

塗って拭き取るだけ✨

 

ただし、無塗装面に塗るのではなく、他の浸透性の特に高いオイル~メルドス、アルドボス、カルデット、タヤエクステリア~上塗りとして使用することが勧められています。

メルドス等で内部を守り、クノスによる薄い膜で表面を保護するのが最良、ということですね。

 

また、メルドス等の塗装面のメンテナンス剤としての使用も勧められています。メンテナンスといっても、クノスを薄く塗り伸ばすだけ。クノスは黄味が強くないクリアなので、下塗り剤の色を損なわずに撥水性を復活させることができます。

 

もちろん、クノスも汗・唾液に対して安全性についてもドイツ規格(DINEN71part3)に合格しており、幼児用製品、テーブルや食品に触れるものにも安心して使用できます。

 

メルドスは針葉樹向きですが、クノスは針葉樹・広葉樹両用です。

  

 仕上がりはしっとりとした3分艶。塗り重ねるごとにツヤを増し、撥水効果を高めます。

 

 

 

上塗りしてみました

 100均木材(桐/広葉樹)とSPF材(針葉樹)にそれぞれ下の図のようにカルデットとタヤエクステリアを塗り、1回塗りに蜜ろうワックス、クノス、メルドスハードオイルを上塗りしました。

上塗り回数は、標準の施工例の通り、それぞれ1回で仕上げました。

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色合いの変化は?

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1回塗りの上から塗ったため、写真では色の変化が分かりにくいかと思いますが…💦

カルデット1回→蜜ろうワックス→クノス→メルドスの順に黄味がかっていっています。

蜜ろうワックス、クノスは多少色づく程度ですが、メルドスは下塗りのホワイトを消してしまっています💦

メルドスを塗るなら、色味の変化を考慮してナチュラルまたは茶系の上に塗るのがよさそうです。

 

↓の画像は、SPF材(1×12材)に各種上塗り材を塗ったもの。

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水性ウレタンニスとクリアーペーストグレーズは、無塗装部分と色合いはほぼ変わりませんが、未晒し蜜ろうワックス、クノス、メルドスはクリアでも油性塗料特有の黄味がかかった仕上がりです。

 

 

※クリアペーストグレーズは、防水性の高いペースト状の油性ニスです。拭き取り塗布できて簡単便利💛

私はワトコオイルの上塗りに使用しています。

↓詳しくはこちらの記事をご参照ください。↓

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防水性は?ー実験してみました

霧吹き実験
霧吹きでまんべんなく水をかけ、水の弾き具合と浸み込み具合を見てみます。


霧吹き直後ー100均木材

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100均木材では、最も細かい粒になって撥水していると感じるのは、蜜ろうワックス(カルデット、タヤ双方)でした。
続いて、クノスが粒は大きいものの撥水しているように見えます。
次に2回塗り→メルドス→1回塗りの順です。

1回塗りはかなりべちゃっと広がっている感じがします。

 

霧吹き直後ーSPF材

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SPF材では、どれも撥水しています。

見えにくいですが、蜜ろうワックスは飛びぬけて粒が細かく撥水しています。

意外にも、メルドスを上塗りしたほうが2回塗りよりも水がべちゃっと広がっています。

霧吹き1時間後ー100均木材

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カルデットは、1回塗りでは水がほとんどなくなっていました。

カルデット2回塗りでは1/3程度水が減っていましたが、カルデット+メルドスも2回塗りと同様1/3程度水がなくなっていました。

カルデットに蜜ろうワックスとクノスを上塗りしたものでは、水は直後と変わらず残っていました。

 

タヤエクステリアでは、1回塗りではカルデット2回塗りと同様1/3程度水が減っていました。

タヤ2回塗りと、タヤ+上塗りはいずれも水が減った様子はありませんでした。

 

 

霧吹き1時間後ーSPF材

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SPF材でも、カルデット1回塗りは水が明らかに減っていました。
カルデット2回塗りとメルドス上塗りは、大きな塊はそのまま残りましたが、周りの水は減っていました。クノスとメルドスを上塗りしたものは直後と変わらず水が残っていました。

 

タヤエクステリアでは、1回塗りでも8割程度水が残っており、2回塗りと上塗りで水の浸透具合に違いは見られません。

蜜ろうワックスは細かい粒のままで、最も撥水していると感じました。



霧吹き実験まとめ

以上のことから、

カルデットでは、メルドスを上塗りしたものとカルデット2回塗りでは撥水性は変わらず、クノス・蜜ろうワックスを上塗りすると撥水性が向上すること、

タヤエクステリアでは、2回塗りと上塗りで撥水性に違いはないことがわかりました。

 

 

水滴実験

 100均木材、SPF材の塗装面にコーヒー(カフェオレ)と水を垂らし、6時間後に拭き取ってシミの様子を見ます。

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ちなみに、リボス塗料(カルデット、タヤ、クノス、メルドス)はいずれも、10分後、1時間後では変化がなく、3時間で多少の変化がみられる程度なので、今回は6時間のみ実験を行いました💦

 

水滴実験6時間後ー100均木材

 

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カルデット1回塗り、タヤ1回塗り、カルデット+蜜ろうワックス、タヤ+蜜ろうワックスにコーヒーの色が着きました。水染みもついています。
なかでも≪カルデット+蜜ろうワックス≫が一番ひどく目立つシミができました。

 

メルドスを上塗りしたものは、広がってしまったためかコーヒーのシミは広範囲にうっすらとついている程度であるものの、水が浸み込んだ跡がはっきりとついていました。

 

クノスを上塗りしたものには、タヤのほうに目立つコーヒーのシミがついています。カルデットのほうは広がってしまった為かうっすらとしていますが、コーヒーの色がついていました。また、濡れたところは光がなくなったような跡になっていました。

 

カルデット2回、タヤ2回にはうっすらと水染みがありました。また、コーヒーは円の外側の線だけが残ったようなシミがうっすら残りました。

 

 

乾燥後

水滴実験→水拭きした翌日に再度確認したところ、濡れて色が濃くなったような水染みはすべて消えていました。

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上の写真では、どれもぱっと見でシミが着いた様子は確認できません。

しかしながら、肉眼で見るとやはりシミが残っていた部分もありました。

 

明らかにコーヒーのシミが残っていたのは1回塗り(カルデット、タヤ双方)、蜜ろうワックス上塗り(カルデット、タヤ双方)でした。

 

他は、ぱっと見で目立った変化は見られません。

よく目を凝らしてみると、カルデット2回塗りにうっすらコーヒーのシミがあり、

さらによーーーーく見ると、タヤ2回塗りにうっすらとコーヒーの輪跡があります。

 

メルドスクノスのコーヒーの跡は消え、色も残っていませんでしたが、角度を変えてよく見ると、濡れた部分が光がなくなっているのが割とはっきりとわかります。

 

 

水滴実験6時間後ーSPF材

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コーヒーのシミが着いたのは、カルデットとタヤエクステリアの1回塗り、蜜ろうワックス、メルドスです。

カルデットとタヤエクステリアの1回塗りよりも、蜜ろうワックスを上塗りしたほうがひどいシミになりました。

 

メルドスを上塗りしたものは、うっすらとしたシミです。

クノスは、コーヒーの色はついていませんが、濡れた部分が光を失ったような跡になりました。

 

カルデット2回塗りは、ぱっと見では全くわかりませんが、よく見るとうっすらとコーヒーのシミがありました。

タヤエクステリアの2回塗りでは、色染み、水染みもなく、光がなくなったような跡も残っていませんでした。

 

乾燥後

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乾燥後に再度確認したところ、

カルデットとタヤの1回塗りと蜜ろうワックス上塗りに、コーヒーの色染みがはっきり残っていました。

蜜ろうワックスが最もひどく、はっきりとした色染み。カルデット1回塗りはよく見るとにうっすら見える程度、タヤ1回では色はついておらず、よく見ると跡が残っている…?という程度でした。


クノスの光がなくなったような跡はそのまま残りました。角度を変えるとはっきりとわかります。

メルドスは、コーヒーの色はなくなり、光がなくなったような跡になっていました。こちらも少し角度を変えてみるとはっきりわかる程度です。

 

カルデット2回塗りでは、よく見るとうっすらとコーヒーのシミが残っていました。

ただ、よーーーく目を凝らすとかすかに確認できる程度です。

タヤエクステリア2回塗りでは、カルデット2回塗りよりもさらによーーーーく目を凝らして確認できる程度に、コーヒーの輪跡(円い線状。円の内部にシミ無し)がありました。カルデットもタヤエクステリアも、水染みや水の跡は確認できませんでした。

 

水滴実験まとめ

100均木材では、

カルデットとタヤエクステリアの2回塗りでは、ごくうっすらとコーヒーの染み、

メルドス、クノスの上塗りでは、光を失ったような跡。

結論として、カルデット、タヤの2回塗りとメルドス、クノスでは、コーヒーや水を長時間放置した時の見た目の変化はそれほどない、ということが解りました。

 

SPF材では、カルデット2回塗りとタヤエクステリア2回塗りにはコーヒーの色がかすかについているものの、よく目を凝らしてやっと確認できる程度で、ぱっと見で変化は見られませんでした。

対して、メルドスとクノスは、コーヒーの色染みはついていないものの、コーヒーor水に関わらず濡れた部分が光を失ったような跡になり、ぱっと見で跡がはっきりとわかる程度の変化がありました。

 つまり、SPF材では、カルデットとタヤエクステリアを2回塗りしたほうが、メルドスやクノスを上塗りするよりもシミがつかない、ということが解りました。

 

また、 ↓の記事で、実験により、カルデットとタヤエクステリアは2回塗りであれば≪上塗りするだけでシミを修復することができる≫ことが確認できています。

 www.natsumikandiy.com

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 以上のことから、カルデットとタヤエクステリアを使用する際、2回目の塗布は同じカルデット、タヤエクステリアで十分に防水性をもたせることができ、防水性向上のためにと無理にメルドスやクノスを用意する必要はないということが解りました。

 

 

クノスは持っておいて損なし

今回は、あくまでカルデットとタヤエクステリアの2回目をメルドス、クノスにしたほうが良いのか、という観点で実験をしました。

 

なので、メルドスもクノスも1回しか上塗りをしていません。

 

でも、『クノスとは』でも述べた通り、クノスの良さは塗り重ねるほどに解ります。

何回も塗り重ねることが可能で、塗り重ねるごとに撥水コートを形成し耐久性を増していく…それがクノスの良さです。

優しい3分艶と、しっとりとした質感も増していきます。

 

下の画像は、カルデットの2回塗りにクノスを2回塗り重ねたものです。

明らかに艶が増し、表面にしっとりした膜ができています。

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私は、今回クノスを実際に塗ってみて、その香りや撥水性の高さ、優しい艶にすっかり魅了されてしまいました。

 

カルデットとタヤエクステリアは、同じものを上塗りしてメンテナンスすることも可能ですが、色が濃くなりすぎるのを防ぎたい場合のメンテナンス剤として持っておいて損はないと思います。

また、カルデットはマットな仕上がりですが、ブライワックスやワトコオイルをウェット研磨した時のような艶を出したい場合は、クノスを使用するのが良いと思います。

 

 



いかがでしたでしょうか?
リボス塗料は、すべて食品基準で作られているので、ペットや小さなお子様のいるご家庭でも安心して使えます。

 

施工も、塗って拭き取るだけなので、ニスのように刷毛跡やほこりを気にしたり、ムラの心配をしなくても大丈夫。道具も、100均のスポンジやウエスだけという手軽さです。

着色仕上げならカルデット、より防水性を高めたいならタヤエクステリア、

タヤエクステリアの色を薄めたいならカルデットの同色系かクリアを混ぜて。

艶を出したいならクノスを。
メンテナンス時、茶系カラーの色が濃くなりすぎるのを防ぎたいなら、カルデットのクリアかクノスを…
という風に、用途に合わせて自分好みに仕上げられる楽しみがリボス塗料にはあります。


あまり有名ではないリボス塗料ですが、自信をもっておススメしたいです!!

ちなみに、カルデット、タヤエクステリア、クノスは楽天のショップで50ccの小さなものを買うことができます。

ぜひぜひ、試してみてくださいね♪

ではでは、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました✨