こんにちは(*^^*)
素人DIYerで うつ病主婦の なつみかん です(*´ω`*)
前回、洗面所に設置する棚に使用する塗料として、《リボス自然健康塗料》シリーズの『タヤエクステリア』をご紹介しました(*^^*)
この時、実はカルデットのホワイトも購入して実験してたんですが…
こちらも、塗りやすさ、防水性ともに、かなり良いです‼️✨
なので今回は、カルデットのホワイトについてご紹介させてくださいね(*´ω`*)
カルデットとは
カルデットは、タヤエクステリアと同じく、リボス社の自然健康塗料のひとつ。
リボス(Livos)社は、世界で初めて人の健康と安全を考えた自然素材を基にした塗料を生み出した、ドイツ最大手の自然塗料メーカー。
「健康に害のある成分は、天然物でも使用しない」というコンセプトを貫き、自然素材というだけでなく、アレルギーにも対応した塗料の開発に成功しています。
カルデットは、リボス社の代表的な塗料で、屋内外のあらゆる木材に使用できるカラーオイルです。
天然の亜麻仁油が主成分の浸透性塗料で、木の呼吸を妨げずに木を硬く、強くします。
高い撥水性と木材保護効果があるのに、
幼児用玩具や食品に触れるものにも使えるほど安全性が高く、
施工時もイヤな匂いがありません。
伸びがよく、屋内用では拭き取り塗布を行うため、
初心者でもムラにならず簡単に塗ることが出来ます✨
カラーは全14色。
木目を生かしたマットな仕上がりになります。
※(ただし、【クリア】【ホワイト】は屋内のみ)
標準は2回塗り。
屋内では、拭き取り塗布でOKなので、ムラを気にせず楽~に作業出来ます✨
以下は《カルデット》の商品説明の抜粋です。
屋内・屋外のあらゆる木材着色に使用でき、撥水力・耐候性が強く、木目を鮮やかに引き立たせます。また、木材に深く浸透し、酸素透過性を維持し木の呼吸を妨げません。
(中略)
汗・唾液に対して安全性についてもドイツ規格(DINEN71part3)に合格していますので、幼児用製品、テーブルや食品に触れるものにも安心してお使いいただけます。
●特徴
屋内・屋外のあらゆる木材着色に使用できる。
(中略)
耐候性があり耐水性抜群・酸素透過性を維持しつつ深く浸透・木材の表面呼吸を保持させる。自然の木目を引き立てる。
使用が簡単で、フクレ、ハガレの発生なし。塗り重ねて再生・修復できる。(無垢の木に直接塗布した場合)
食品に触れるものにも使えるほど安全性が高くて、
撥水性等の保護効果も高く、
塗って拭き取るだけで初心者でもムラなく塗れて(施工が手軽かつ簡単)
メンテナンスも上から塗り重ねるだけ🎵
なんて素晴らしいんだ‼️( ´∀`)
塗り方は とっても簡単🎵
塗り方は、タヤエクステリアと同じ。
《スポンジや刷毛で塗って、20分乾燥させた後拭き取る》を2回繰り返す
だけです(*^^*)
拭き取りするので、塗装時のムラは気にしなくてOK✨とっても簡単です😊
(2回目の塗装は、1回目の拭き取り後、12時間乾燥させてから行います)
↓詳しい手順はコチラ↓
①240番のヤスリで塗装前研磨をする。
②1回目塗布。スポンジや刷毛、ウエス等で塗り伸ばす。
20分置いてから、ウエスで拭き取る。
③12時間乾燥させる。
④2回目塗布。1回目と同じようにスポンジや刷毛、ウエス等で塗り伸ばす。
20分置いてから、ウエスで拭き取る。
⑤24時間乾燥させる
私は刷毛すら使わず、100均の食器洗い用スポンジで塗って、古着で拭いています。
サイズアウトした子ども達の肌着が使いやすいです。
ウエスが無いときは、スコッティファインや100均の不織布ペーパーを使います。
カルデットとタヤエクステリアの違い
保護効果の違い
カルデットもタヤエクステリアも、同じ《屋内外用》のカラーオイルですが、
カルデットは「カラーオイル」、タヤエクステリアは「高耐候性カラーオイル」という違いがあります。
タヤエクステリアは優れた耐候性と防水性をもつ屋外向け塗料ですが、その高い安全性から屋内にも使えちゃうんです。
カルデットにも耐候性や防水性はありますが、実際に実験してみたところ、タヤエクステリアほどではありませんでした。
※屋内の棚やデスク、椅子などの家具に使用するには十分な防水性があります。
※実験結果については後述します(*^^*)
”屋外でも使用できるといえるほど十分な保護力がある”屋内向きの塗料…という感じでしょうか。
実際の施工例でも、
タヤエクステリアは屋内に使用するケースが多いのに対し、
カルデットは専ら屋内に使用され、屋外にはあまり使用されないようです。
色合い、仕上りの違い
タヤは色が濃く、塗りつぶし仕上げが可能です。
(拭き取らずに薄く伸ばし塗りを2回で塗り潰し。拭き取り塗布では木目は残ります)
カルデットはタヤエクステリアに比べると薄いですが、ワトコオイルと同じくらいの濃さが出ます。
↓の画像は、同じ100均木材に、カルデットとタヤを塗ったもの。
それぞれのホワイトと黒(カルデットは黒檀、タヤはブラック)を混合して作ったグレーと、ホワイト単体を塗ったものです。
同じ2回塗りでも、カルデットとタヤではこのくらい違います(*^^*)↓
↓の画像はSPF材(針葉樹)にそれぞれのホワイトを塗ったものですが、
カルデットの2回塗りとタヤの2回塗りを比較すると、タヤのほうが明らかに濃いことがわかります。
カルデットは、タヤエクステリアよりもさらっとした塗り心地で、マットで自然な仕上がり。
リボス塗料の中で、食器に使用するのに最も適しているとされています。
実際に塗ってみても、なるほどこれなら幼児用玩具にも安心して使えるな~という印象です(*^^*)
タヤエクステリアはカルデットに比べると、若干艶があるように感じます。
(艶ありの水性ウレタンニスのようなテカテカした感じではありません)
濃い目に色がつく『水性WOODジェルステイン』の二回塗りと、そこにさらに水性ウレタンニス(艶あり)を二回塗りしたものと比べると、こんな感じです(*^^*)
実験からわかったカルデットの特徴✨
実験の結果、カルデットは、標準の施工方法(2回塗り)でも充分な防水性があることがわかりました。
以下に実験の詳細について記述しますが、結果と結論だけ手っ取り早く知りたい!!という方は、目次から最後の「カルデットまとめ」をご覧ください。
実験結果詳細
100均の木材(桐/広葉樹)とSPF材(針葉樹)に以下の塗料を塗ってよく乾燥させたものを用意し、比較実験を行いました。
①水性WOODジェルステイン(ホワイト)/2回塗り
②水性WOODジェルステイン2回塗り+水性ウレタンニス2回塗り
③カルデット(ホワイト)/1回塗り ④2回塗り
⑤タヤエクステリア(ホワイト)1回塗り ⑥2回塗り
霧吹き実験
霧吹きでまんべんなく水をかけ、水滴の状態(撥水性)と、1時間後の水の残り具合(防水性)を見てみました。
《直後》
※100均木材でもSPF材でも同様の結果になりました。
水性WOODジェルステインは、2回塗りでも水滴がベチャっと広がり、粒にはなりませんでした。屋外使用可能で防水性はあるとされているものの、撥水性は高くないようです。
カルデット、タヤエクステリア、水性ウレタンニスでは水がしっかりと粒になり、撥水しています。
水性ウレタンニスは最も細かい粒になっており、撥水性は最も高いように見えました。
カルデット、タヤエクステリアは、水性ウレタンニスよりは粒が大きいものの、しっかりと撥水しています。
カルデット、タヤエクステリアで撥水性の違いは見られませんでしたが、
いずれも1回塗りよりも2回塗りの方がより撥水しています。
《1時間後》
無塗装と水性WOODジェルステイン(1回塗り、2回塗り)では、水が染み込んでなくなってしまっています。
カルデットとタヤエクステリアは、1回塗りでも少し水が減った程度で、霧吹き直後と殆ど同じくらい残っています。
カルデットとタヤエクステリアの2回塗りと水性ウレタンニスは、直後と全く変わらずに水が残っています。
カルデット、タヤエクステリアともに、水性ウレタンニスと同程度の『防水性』(=水の浸み込みにくさ)があるといえますね。
水滴実験
100均木材、SPF材の塗装面にコーヒー(カフェオレ)と水を垂らし、3時間後、6時間後に拭き取ってシミの様子を見ます。
《3時間後》
100均木材(桐/広葉樹)
無塗装では、コーヒーも水も浸み込んでシミになり、拭いても全く取れません。
水性WOODジェルステインは、1回塗りではコーヒーもシミも水染みもついてしまっています。2回塗りでは、水染みはつきませんでしたが、うっすらとコーヒーのシミはついてしまいました。
カルデット1回塗り、タヤ1回塗りにも、うっすらとコーヒーのシミが見えました。
コーヒーのシミは カルデット1回ではっきりとわかる程度。続いてステイン2回→タヤ1回の順に目立ちます。
カルデット2回塗り、タヤ2回塗り、水性ウレタンニスには、コーヒーのシミも水染みもありませんでした。
SPF材(針葉樹)
※シミの様子がはっきりわかる写真が撮れなかったので、画像は載せません💦すみません💦
カルデット2回塗り、タヤ1回塗りと2回塗り、水性ウレタンニスには、コーヒーのシミも水染みもありませんでした。
水性WOODジェルステイン(2回塗り)では、100均木材と同様うっすらとコーヒーのシミがつきました。
カルデット1回塗りにもシミは見られましたが、よく見るとうっすらついたかな…という程度で、ぱっと見で目立つ程度ではありませんでした。
以上から、水性WOODジェルステインよりもリボス塗料(カルデット/タヤ)を使うほうがシミの心配がないこと、3時間程度であれば、リボス塗料は水性ウレタンニスと同等の防水性を発揮してくれることがわかります。
《6時間後》
100均木材(桐/広葉樹)
3時間では、カルデット2回塗り、タヤ2回塗り、水性ウレタンニスには、コーヒーのシミも水染みもありませんでしたが、6時間では、コーヒーのシミがつかなかったのは水性ウレタンニスだけでした。
水性WOODジェルステインでは、2回塗りでも全体的に薄くコーヒーのシミがつきました。(水染みはなし)
カルデットの1回塗りでは、コーヒーも水もくっきり跡になり、2回塗りでもぱっと見でわかる程度にコーヒーの跡がつきました。(水染みはありません)
タヤエクステリアは、1回塗りではコーヒーの跡がくっきり。水の部分は少し褪せた?という感じ。2回塗りはステインより目立ちませんが、コーヒーの跡がうっすら見えます。
SPF材(針葉樹)
3時間では、カルデット2回塗り、タヤ1回塗りと2回塗り、水性ウレタンニスには、コーヒーのシミも水染みもありませんでしたが、6時間では、コーヒーのシミも水染みもつかなかったのはタヤ2回塗りと水性ウレタンニスだけでした。
カルデット2回塗りは、3時間では水染みもコーヒーのシミもありませんでしたが、6時間ではうっすらとコーヒーのシミが着いてしまいました。水染みはありませんが、角度をかえると水のついていた部分が、光がなくなったような跡がついていました(ただし、よーーーーーく目を凝らせばそう見える程度で、ぱっと見でわかるほどではありません)。
タヤ1回塗りも、カルデット2回塗りと同様、3時間では水染みもコーヒーのシミもありませんでしたが、6時間ではうっすらとコーヒーのシミが着いてしまいました。水部分も光がなくなったような跡が見られましたが、目を凝らしてみると何となく光がない?という程度で、カルデット2回塗りよりも目立ちません。
水性WOODジェルステイン2回塗りでは、3時間ではコーヒーのシミがうっすらと見える程度でしたが、6時間ではくっきりとコーヒーのシミがつきました。(水染みはなし)
写真ではわかりにくいですが、肉眼で見るとくっきりとシミが着いています💦
水滴実験まとめ
※実験では≪1回塗り≫でも検証していますが、どの塗料も≪2回塗り≫が標準なので、2回塗りの結果をまとめます。
水性WOODジェルステインでは、100均木材でもSPF材でも、色のついた液体を3時間放置するとシミがつきます。水染みはつきませんが、1時間でも水分が内部に浸み込んでしまいます。
カルデットは、100均木材でもSPF材でも、3時間なら色のついた液体を放置してもシミが着きませんが、6時間放置してしまうとシミが着きます。
水は6時間放置しても浸み込みませんが、拭き取った後に光がなくなったような跡が着くことがあります。ただし、角度を変えてよく見ると確認できる程度のもので、ぱっと見でわかるほどではありません。
タヤエクステリアは、100均木材でもSPF材でも、3時間なら色のついた液体を放置してもシミが着きません。6時間放置すると、100均木材ではうっすらとシミが着きますが、水染みも水の跡はありません。SPF材なら、6時間放置してもコーヒーのシミも水の跡もつきません。
水性ウレタンニスには、いずれの場合もシミはつきませんでした。さすが、といった感じですね。
↓は6時間放置後の写真です。水性WOODジェルステインでは水もコーヒーも広がり、内部に浸透して表面が乾いていますが、リボス塗料(カルデットとタヤ)ではそのまま残っています。水性ウレタンニスでは、コーヒーの水分が明らかに減っていますが、水はそのまま残っており、コーヒーも濡れた付近できれいに拭き取れました。
修復実験
防水実験でシミのついた木材に、やすり掛けなしでそのまま塗料を塗り重ね、修復できるか確認しました。
水性WOODジェルステインは、100均木材では上塗りした塗料をよく吸い、2回塗りでは綺麗に修復できました。ただし、1回塗りについたシミは、上から塗り重ねても浮き上がってきてしまいました。
SPF材(2回塗り)では、上から塗り重ねるだけではシミが浮き上がってきてしまい、修復できませんでした。
カルデット2回塗りは、100均木材でもSPF材でも上塗りだけできれいに修復できました。
タヤエクステリア2回塗りは、シミがついた100均木材もきれいに修復できました。塗装直後と全く変わりない仕上がりです。(SPF材ではシミはつきません)
カルデット1回塗りとタヤエクステリア1回塗りは、100均木材ではコーヒーのシミが消せませんでしたが、SPF材では綺麗に修復できました。
※水性ウレタンニスは、いずれの場合もシミは一切つきませんでした。
以上から、次のことが言えます。
・水性WOODジェルステインは、色のついたシミができると上塗りだけでは修復できないことがある
・カルデットとタヤエクステリアは、2回塗りしておけば色のついたシミができても上塗りだけで修復可能。
カルデットは、安全性、防水性ともに高く、万が一シミが着いても2回塗りしておけば上塗りだけで修復可能。塗装も拭き取り塗布で簡単なので、カフェトレイやテーブルなど、汚れやすい場所にも安心して使えますね♪
うっすらではありますが水の跡が着くことがあるので、洗面所など毎日濡れる場所にはタヤエクステリアが向いていると思いますが、テーブル等汚れた状態で何時間も放置しない場所ならカルデットでも十分かな、と思います。
混ぜて使うこともできる✨
カルデットとタヤエクステリアは、混ぜて使うこともできます。
カルデットでは薄いけど、タヤ2回塗りではちょっと濃い…なんて時には、混ぜて調節しちゃいましょう(^^♪
カルデット≪ホワイト≫とタヤ≪ホワイト≫を1:1で混ぜたものを2回塗りすると、下の写真の中央のようになります。
あまりよくわからなかったらすみません💦
ちなみに防水性実験の結果は、防水性の高い順に タヤ2回塗り>カルデット・タヤ混合2回塗り>カルデット2回塗り でした。
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ワトコオイルのような色合いも作れます✨
カルデットは、カルデットの他の原色と混ぜて使うことができます。
木材によって色合いは変わってきますが、
ツーバイ材などのSPF材なら、カルデットのウォルナットと黒檀を混ぜることで、ワトコオイルのダークウォルナットとほとんど同じ色合いを作ることができます。
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また、カルデットだけでなく、タヤエクステリアと混ぜて使うこともできるため、色合いや濃さを幅広く変えることができます。
カルデットは100均木材(広葉樹)に塗布すると、ワトコオイルよりも薄く感じますが、タヤエクステリアと混ぜることでワトコオイルそっくりになりますよ(^^♪
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今後、リボス塗料の混合色とワトコオイルの比較記事なども書きたいと思っています。
カルデットまとめ
実際に塗布した体験と、実験結果をまとめると、以下のようなことが言えます。
カルデットは、塗装時も嫌な匂いがせず、手についても石鹸で洗えばすぐに落とすことができます。
拭き取り塗布のため、100均の台所用スポンジなどでざっくり塗っても失敗がありません。油性塗料ですが、使い捨てできる道具で大丈夫なので、使用後はスポンジやウエスを≪水に浸して捨てる≫だけでOKです。とっても手軽(^^♪
240番での塗装前研磨をした後は、塗布後の研磨をしなくてもすべすべの手触りです。(タヤエクステリアのほうがよりすべすべです)
マットで優しい色合いに仕上がります。
撥水性、防水性が高く、食品に触れるものに使えるほど安全性が高いので、カフェトレイやテーブル、子どもの玩具にも安心して使えます。
(長時間水が着いたままだと跡が着くことがあるため、洗面所など常に濡れる場所にはタヤエクステリアのほうが安心です)
色のついた液体を6時間以上放置するとシミが着くことがありますが、上塗りで簡単に修復することができます。
いかがでしょう?
私はすっかりカルデットがお気に入りです💛
楽天で50㏄の小さいものが購入できますし、wood jobさんなら3,980円以上で送料無料です。私はいつもwood jobさんでまとめて購入しています。
DIY初心者の方、小さなお子様やペットが使うものをDIYしたい方にも、是非ともおすすめしたい塗料です。
皆さんもぜひぜひ、試してみてくださいね(*^-^*)
ではでは
拙い記事ですが、最後までお読みいただき、ありがとうございました(*^-^*)