こんばんは(*^^*)
素人DIYer なつみかん です(*´ω`*)
PCデスクを作るにあたり、
安くて簡単で耐水性がある塗料を探し続けている私。
さらに、できれば今後カフェトレイやダイニングテーブル、子ども達の机をDIYするにあたり、なるべく安全な塗料を探しておきたい…と(*^^*)
で、以下の希望を叶えてくれる塗料を探し中です✨
- 木の質感を生かした風合い
- 簡単(失敗が少ない/道具が少ない)
- 耐水性に優れている
- 安全性が高い
今は子ども達の机には、『バターミルクペイント』を使っています。
こちらは《簡単》《安全》《耐水性》は十分ですが、ちょっとお高め。
また、ペンキなので、塗り潰し系です。
今回は木目を生かした塗装にしたいので、ステイン、オイル、ワックス、ニスの中から選ぶ必要があります。
ステイン、オイル、ワックス、ニスの中から耐水性があって安全な塗料を選ぶなら、
和信の『水性ウレタンニス』や『オスモカラー』も良いのですが、
こちらは塗るのがちょっと…難しそう💦
DIY超初心者かつ不器用な私は、大雑把に塗っても刷毛跡がついたりムラになったりしない、薄塗りや“薄く重ね塗り“を心がける必要のない、
《塗って拭き取る》タイプの塗料がいいんです…
で、探しに探して見つけたのが『未晒し蜜ロウワックス』✨
実際にダイニングテーブルの塗装に使い、レビュー記事を書いてる方もいらっしゃって✨(*^^*)
興味津々です🎵
ただ、やっぱりちょっと解らないところもあったので、購入して確かめてみることにしました✨
未晒し蜜ロウワックスとは
『未晒し蜜ロウワックス』は天然素材の蜜蝋とエゴマ油を原料としたワックスです。
木の表面には「蜜ロウ」で膜をつくり、木の中には「エゴマ油」を浸透させることで撥水効果を長もちさせながら、木材を保護するそうです。
舐めても大丈夫なほど安全性が高く、高い撥水性と施工性の良さから、無垢のフローリングやダイニングテーブルに利用されることも多いようです。
塗装はとっても簡単🎵
未晒し蜜ロウワックスの塗り方は、とっても簡単🎵
なんと、《スポンジで塗り伸ばす→乾拭きする》。これだけ✨
スポンジとウエス、もしくはウエス2枚あればOK✨
そして…《1回塗り》で完了し、塗装後の乾燥時間も半日~1日と短めです😊
これで保護力が高いなら…もう完璧✨ですね😊
『未晒し蜜ロウワックス』の疑問点
下塗りできる?
私は、リビングは茶系、洗面所は白で着色して、水に濡れそうな部分に適宜防水性を付加できたらいいな…と思ってます。
なので、ステインやオイルの上から塗ることを前提に上塗り剤を探し、見つけたのが蜜ロウワックスだったわけですが…
調べてみると、この蜜ロウワックス、《無塗装or自然塗料のメンテナンスとして》使用するもののようで、『化学塗料の上からは塗れません』と明記されています。
HPの『よくいただくご質問』にも、以下のような記述があります。
Q4.柿渋やオイルステインを塗ったあとに、未晒し蜜ロウワックスを塗りたいのですが、大丈夫でしょうか?またそのような事例がありましたら教えてください。
柿渋やオイルステインを塗ったばかりの場合はお使いにならないでください。色付けした色を溶かしてしまいます。
柿渋やオイルステインが乾ききってから2週間くらいしてから、未晒し蜜ロウワックスを塗ってください。
https://mitsurouwax.com/cont03/index.html
えぇー…2週間は長い‼️
でも、《ワックス》は基本的にステインやオイルの下塗りができる塗料ですし…
同じく蜜蝋を主成分としている『ブライワックス』や『オールドウッドワックス』も、色づけとして水性ステインの下塗りを推奨しています…
実際どうなんだろう…というわけで、今回は実験して確認します✨
好きな色に着色して、未晒し蜜ロウワックスの機能性を付加できたら便利ですよね✨
色合いの変化は?
ワックスやオイル、油性ニスなどの油性塗料は、『クリア』でも透明ではなく茶色っぽいものが殆ど。
なので、白やパステルカラーの上から塗ると、どうしても黄色っぽくなってしまいます。
でも、未晒し蜜ロウワックスは、他のワックスよりも色が薄い気が…✨
鮮やかな白色を保てたら、活用の幅が広がります✨
なので、色剥げと併せて、色合いの変化についても確認してみようと思います✨
水染みはできる?
最も気になるのが《水染み》。
キッチンなどの水回りに使う予定はないものの、PCデスクには飲物を置きたい。
デスクでの作業時間を考えると、数時間は濡れっぱなし…の可能性もあります。
未晒し蜜ロウワックスは『撥水性が高い』と言われてますが、一方で『濡れたまま放置すると水染みがつく』という情報を目にしました。
リボス塗料の「よくある質問」では、以下のような記述が。
Q. 水廻りでワックスは使えますか?
A. 使用できますが、蜜蝋を主成分とするワックスはその特性として水を一旦は弾きますが、長く放置すると水分を吸収し膨張し白くなり剥がれ落ちてしまいます。この点をご理解頂き使用するようにしてください
https://www.livos-jp.com/help/guide
…これは困る💦「長く放置すると」とありますが、具体的にどれくらいの時間なら大丈夫なのでしょう?
こちらも、今回実際に確認してみます✨
耐熱性は?
PCデスクの塗料として、もう1つ気になるのが《耐熱性》。
熱い飲物が入ったマグカップを置くこともあるでしょうし、何よりPCや周辺機器は熱をもちますから…💦
「ダイニングテーブルを未晒し蜜ロウワックスで塗り直したら快適になった」というレビューブログでは、「たくさん水をこぼし、熱々のコーヒーを何度も置いたが変色などはない」とか、はっきりと「水や熱に強い」と断言されているのですが…
一方で、メーカーのHP「よくいただくご質問」では以下のような記述があります。
Q4.木の箸や木のスプーンに塗っても大丈夫?
無塗装or自然塗料仕上げなら塗れます。 但し、蜜ロウの塗膜は60℃以上になると溶けてきますので、食洗器などで洗う場合は向いていません。 また箸やスプーンの先端は塗膜が剥がれやすいので頻繁にメンテナンスしてください。
https://mitsurouwax.com/cont03/index.html
また、他の蜜蝋ワックスでは、以下のような注意書が…💦
-
蜜蝋ワックスは45〜60℃で溶けますので、食洗機に入れるもの、熱を持つもの、40℃以上の高熱になる所への塗布はお控えください。
40℃以上の高温になる場所には向かないんですね💦
PCって、具体的に何℃かはわからないけど、結構熱くなりますよね。
溶けてベタベタになるのも嫌ですし、頻繁にメンテナンスするのも面倒です…
なので、こちらについても実験してみます✨
下塗りできる?ーステイン、オイル着色後に塗っても大丈夫?
実際に、水性ステインやオイルで着色した板に『未晒し蜜ロウワックス』を塗布し、下塗り塗料の色剥げが起こるか確認してみました。
用意したのは、100均の板(桐/広葉樹)とSPF材(1×6材/針葉樹)、水性ステインとオイルです。
(オイルステインは普段使わないので用意してません💦)
色剥げがわかりやすいよう、黒を使いました。(ワトコオイルはダークウォルナット)
それぞれ二回塗りし、2回目の塗布から3日後に『未晒し蜜ロウワックス』を塗布しました。
結果は…
《水性ステイン》
《水性ステイン》ー《100均木材/桐/広葉樹》
《水性ステイン》―《SPF材/1×6材/針葉樹》
ターナーの水性ステインでは、ワックス塗布時に色が着いてきましたが、ステインの色が薄くなった様子はありませんでした。
ステインは元々擦ると色落ちしてきますので、その範囲かな…と思います。
防水性があり屋外にも使える『水性WOODジェルステイン』は、100均木材ではワックス塗布時も色が着いてくることはありませんでした。
SPF材ではほんのり落ちてきましたが、色合いに変化はありません。
ただし…
以前購入した、《水性ステイン塗布済み》のSPF材に塗布したところ、見事に剥げました😱💦
どのメーカーの水性ステインを何回塗りしたものかは不明ですが、
ステインの種類や木材への定着具合によっては、
蜜ロウワックス塗布時の摩擦によって、目立つ程度に色落ちしてしまう可能性がある…ということでしょうか🤔
少なくとも、今回使用した水性ステインに関しては色剥げはない(=下塗りできる)ですが、他の塗料を使用する場合は試し塗りをお勧めします✨
《オイルフィニッシュ用オイル》
ワトコオイルでは塗布時に色が着いてきましたが、色が薄くなったりムラになることはありませんでした。
しっかりと拭き取りしたワトコオイルの板では色落ちはありませんでした(↓の画像)ので、単純に「拭き取り切れていないワトコオイルが着いてきた」だけで、ワックスによって溶けだしたものではないと思います。
他、『ESHA(エシャ)のカラーオイル』と『リボス カルデット』でも試してみましたが、エシャのカラーオイルでは若干スポンジに色がついてきたものの、どちらも色剥げはありませんでした。
(リボス カルデットは色移りしにくく、スポンジに色が着くこともありませんでした)
下塗りについてーまとめ
今回使用した水性ステイン/オイルでは、塗布時に若干の色落ちはあるものの、着色した色が変わってしまうほどではありませんでした。
ただし、他の「水性ステイン塗布済み」の木材では、色剥げが見られました。
今回は塗布3日後に蜜ロウワックスを塗りましたので、下塗り塗料が十分に乾いていれば、2週間も待つ必要はないようです。
ただし、塗料や定着具合によっては色剥げが起こる可能性もありますので、別のステイン等を使う場合は、事前に同じ木材での試し塗りをお勧めします。
また、念のため2度塗りをお勧めします✨
色合いはどれくらい変わる?
100均木材(桐/広葉樹)とSPF材(針葉樹)に、水性ステインとオイルを塗り、
下半分に『未晒し蜜ロウワックス』を塗布して色合いの変化を確認しました。
《100均木材/桐/広葉樹》
黒の水性ステインでは、僅かに艶が出た感じはするものの、殆ど変化はありませんでした。
無塗装では、少し黄色っぽくなりました。
ワトコオイル、カルデット(黒槁) では、殆ど変化はありませんでした。
《SPF材/1×6材/針葉樹》
黒の水性ステインでは、100均木材よりも艶が出ました。
SPF材では、無塗装の上から塗っても色合いに変化はありませんでした。
ワトコオイルも同様に、色合いの変化はありません。
《白》の水性ステインでも試してみましたが、黄色っぽくなることはなく、白色が保たれました✨これは嬉しいですね✨(*´ω`*)
色合いの変化についてーまとめ
無塗装の100均木材では色合いが変わりましたが、その他には色合いの変化は見られませんでした。
メンテナンスで塗り重ねると黄色(茶色)くなってくるとは思いますが、一度塗りなら白色も保たれるようです✨
茶系のオイルなら、メンテナンスで塗り重ねるごとに深みが増していきそうです。
以上から『未晒し蜜ロウワックス』は、
施工が簡単で乾燥時間も短く、
上塗りで色が剥げたり、色合いが大きく変わる事がないので、
初心者にも使いやすいワックスだと思います✨
あとは、耐水性や耐熱性が優れていれば完璧✨
次回はいよいよ、耐水性と耐熱性についての実験です💖(*´ω`*)
中途半端ですが、今回はここまで。
お読み頂き、ありがとうございました(≧∇≦)
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