コツコツDIY ~DIY初心者が挑戦する、賃貸マンション改造計画~

狭い賃貸マンションを、スローペースでコツコツ改造中。初心者&車無しでもできるDIY事例や、調べたこと、使ったもの、失敗談など。2019年6月にうつ病発症。病気と子ども達の事を書くこともあります。

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【クリア塗装/④防水性・100均木材】クリア塗装は何がいい?オイル・ワックス・ニスを比較してみました✨

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こんにちは(#^^#)

素人DIY歴9年、鬱病歴3年の なつみかん です🎵

 

前々回までの記事で、11種類のクリア塗料の≪色合い≫、≪手触り≫、≪作業性≫、≪コスパ≫、≪安全性≫まで比較してきました。

前回の記事では、SPF材(2×4材など)に塗布した場合の防水性について実験した結果をまとめています。

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今回の記事では、100均木材(セリアで購入した桐材)にクリア塗料を塗布した場合の防水性について書いていきます(#^^#)

 

 

 

撥水性と防水性

撥水性は「水を弾く性質」のことで、防水性は「水を内部に侵入させない性質」のことです。

しかしながら、DIYをする上で防水性を求める時には、「内部に侵入させない」ことよりも「水によって塗装面及び内部が劣化しない」ことを求めていると考えます。

そのため、防水性については以下の3点について確認しています。

①水の浸み込みにくさ

②濡れた後の劣化のしにくさ(色褪せ・毛羽立ちなど)

③水染み・コーヒーのシミのつきにくさ

 

◆撥水性・防水性◆ 撥水性
…木材表面で水を弾く。撥水性が高いほど、水滴は小さく丸くなる。

防水性
…言葉通りの意味なら「木材内部に水を侵入させない」ことですが、
 本記事では「水がかかっても木材内部及び表面が劣化しない」ことを防水性があるとみなします。
 具体的には、以下の3点を確認します。

  ①水の浸み込みにくさ

  ②濡れた後の劣化のしにくさ(色褪せ・毛羽立ちなど)

  ③水染み・飲料などのシミのつきにくさ

 

撥水性

11種類のクリア塗料の≪撥水性≫を確認するため、霧吹き実験を行いました。

◆霧吹き実験・実験内容◆ 塗装面に霧吹きで水を吹きかけ、水の弾き具合を確認します。
粒が小さく丸いほど、撥水性が高いと評価します。

また、霧吹き後1時間放置し、水の侵入具合を確認します。(防水性)
さらに、その後水気を拭き取り、表面に劣化が見られるかを確認します。(防水性)

 

霧吹き実験結果

オイル塗料

ワトコオイルは、2回塗りでは水は全体的にべちゃっと広がり、弾いているとは言い難い状態です。1時間後には水は全て浸み込んでしまい、表面には一滴も残っていません。拭き取り後はかなり湿っており、色褪せたように感じます。乾燥後には、繊維がはっきりとわかるようなざらつきが出ていました。

ワトコオイルをウェット研磨したものだと、水を弾いているように見えますが、粒は大きく広がっています。1時間後にはほんの少しですが表面に水が残っていました。乾燥後は、すべすべ感は残っているものの、若干のざらつきが出ていました。

 

カルデットは、ウェット研磨と同様、弾いてはいるものの粒は大きく広がっています。1時間後には、ワトコオイルよりは多く残っていますが、7割程度浸み込んでしまっています。乾燥後には若干のざらつきがありました。

クノス白木・クノスは、1回塗りでもワトコオイル、カルデットと比べて明らかに撥水しています。1時間後にも水はそのままの状態で残っており、乾燥後の手触りも霧吹き前と変化なくすべすべでした。

標準の2回塗り以降は粒は大きめですが丸くしっかりと撥水しており、1時間後、乾燥後も変化はありませんでした。

 

メルドスハードオイルは、1回塗りではワトコオイル2回塗りと同様に、水は全体的にべちゃっと広がり、弾いているとは言い難い状態で、1時間後には水は全て浸み込んでしまっています。ただし、色褪せはなく、乾燥後の手触りも霧吹き前と変わりませんでした。リボス塗料の中で最も浸透性が高く、保護力があるというのは間違いないように感じました。

2回塗り→3回塗りと塗り重ねると撥水性が出てきて、1時間後も水の侵入は明らかに減っています。色合いや手触りも霧吹き前と変化ありません。

 

 

ワックス

未晒し蜜ろうワックスは、粒も丸くしっかり撥水しており、1時間後も多少浸み込んだ感じはあるものの、ほぼ霧吹き直後と同じ状態のまま撥水していました。ただし、拭き取り→乾燥後はざらつきと部分的な塗装剥げが見られました。

オールドウッドワックスでは、かなり細かい粒状になり、高い撥水性が認められました。しかしながら、1時間放置後は中央には水が残っているものの、外側は浸み込んで乾燥していました。拭き取ると中央部分に濡れ跡がありました。乾燥後はざらつきが酷く、毛羽立ちと塗装剥げが見られました。

 

ニス

水性ウレタンニスも油性ニスも、粒状にしっかり撥水され、1時間後も水が内部に浸み込んだ様子はありません。拭き取り後も濡れ跡もなく、手触りも霧吹き前と変化ありませんでした。

 

 

 

防水性

塗装面に水とコーヒーを垂らして放置し、水染み・コーヒーのシミのつきにくさを確認します。

 

◆水滴実験・実験内容◆ 霧吹き実験での「1時間放置後」の状態から①水の浸み込みにくさを、「拭き取り後」の木材表面の状態から②濡れた後の劣化のしにくさ(色褪せ・毛羽立ちなど)を確認しました。

水滴実験では、木材表面に水とコーヒーを水滴状に垂らし、1時間放置後と6時間放置後のシミの様子を確認します。
水は常温、コーヒーは淹れたてのブラックコーヒーを使用しました。

ここでは③水染み・飲料などのシミのつきにくさを確認します。

 

水滴実験結果

オイル塗料

ワトコオイルでは、拭き取り直後にはくっきりと濡れ跡がついており、コーヒーのシミも濃くついてしまっていますが、乾燥すると薄くなりました。

ただし、1時間でもうっすらとした跡は残っています。6時間放置したものでは水染みもコーヒーのシミもややクッキリとついてしまっています。

 

カルデットは、1時間放置した場合には水染みもコーヒーのシミもつきませんでした。

しかし、6時間ではややクッキリと白い水染みがついており、コーヒーのシミもうっすらとついています。

クノス白木では、1回塗りだとややクッキリとコーヒーのシミがついていますが、2回塗り、3回塗りではうっすらとついているかな?という感じです。白っぽく着色されているので、コーヒーの色は見えやすくなるようです。

クノスでは、拭き取り直後は水跡(濡れ跡)があった部分も乾燥後には消え、2回塗り、3回塗りでは「水染みコーヒーのシミともに無」という結果になりました。

 

メルドスハードオイルでは、どの塗り回数でも水染みはありませんでした。

コーヒーのシミはありますが、2回塗り、3回塗りではうっすらと目立たない程度でした。

水性ウレタンニス

水性ウレタンニスでは、艶あり・つや消しともに、水染みもコーヒーのシミもありませんでした。

ワックス

未晒し蜜ろうワックスは、6時間後のコーヒーのシミがややクッキリとついてしまっています。淹れたての熱めのコーヒーを使用したので、ワックスが溶けた結果かもしれません。水染みも、うっすらとですがついてしまっていました。

 

オールドウッドワックスは、1時間でも水染み・コーヒーのシミがガッチリついてしまっています。

油性ニス

クリアーペーストグレーズもジェルカラーニスも、水性ウレタンニスと同様、水染みもコーヒーのシミもありませんでした。

 

 

水滴実験まとめ表

 

防水性まとめ表

霧吹き実験、水滴実験の結果を防水性の観点からまとめると、次のようになりました。

ニスは、水性ウレタンニス油性ニスも十分な防水性を発揮してくれます。

また、クノスは2回塗りで、クノス白木・メルドスなら3回塗りで、ニスと遜色ない防水性を発揮してくれます。

※リボス塗料の商品説明では、ウッドデッキの塗装に「メルドスまたはタヤエクステリアの上塗りにクノスを使う」ことが推奨されていますが、メルドスの木材内部に対する保護力と、クノスの木材表面に対する保護力を目の当たりにし、納得の使い方だと思いました。

カルデットは平均的に優秀で、日常使いなら十分な防水性があると言えます。

 

ワトコオイルは、防水性はあまり高くはありません。頻繁に濡れる塗布する場合は、上塗りか、こまめなメンテナンスが必要になりそうです。

 

ワックスは、水はNG。未晒し蜜ろうワックスは高い撥水性と多少の防水性はありますので、濡れたらすぐに拭き取ることを心がけると良さそうです。メンテナンスありきで使用を始めるのがよいかと思います。

 

SPF材と100均木材での違い

SPF材と100均木材では、実験結果に若干の相違がありました。

下の表の、グレーで色付けした箇所においては、SPF材の方が防水性が低くなっています。

SPF材に塗布した場合、100均木材(桐/広葉樹)に塗布した時と同様の高い防水性を持つのは、『水性ウレタンニス』のみです。

 

油性ニスでは、水跡は残らないものの6時間放置したコーヒーのシミは「もしかしたらシミ?」という程度なものの、ついていないと断言はできない結果に。

 

クノス、クノス白木、メルドスは、若干の低下があり「ニスと遜色ない」とは言えないものの、十分な防水性があると言えます。

 

カルデットは、SPF材に塗布した場合は色シミががっちりついてしまうので…テーブルやデスクには向かないかもしれません。

 

次回は補修・メンテナンス

次回は、補修とメンテナンスについて書き、クリア塗装の記事を終了したいと考えています。

まず、各塗料のメンテナンスについて調べたことをまとめ、

次に今回の実験でついてしまったシミを落とし、綺麗に修復できるかを試します。

 

楽しみにしてくださいね(#^^#)

 

 

ではでは✨

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました(#^^#)

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